離職票とは、雇用保険の被保険者が離職後に求職者給付(基本手当等)を受給するために必要な書類です。
離職票は現在、ハローワークから事業所を通して離職者に送られていますが、
2025年1月20日から、希望する離職者のマイナポータルに直接送付するサービスが始まります。
離職者がハローワークで求職の申込みをするには、事業所から離職票が届くまで1週間から10日ほど待つ必要がありましたが、新サービスを使えばその期間が短縮されます。
事業所は離職者に離職票を送る手間が省けます。
◆離職票のマイナポータル直接送付のために
事業所がやるべきこと
(1) 被保険者の方に被保険者向けリーフレットを使って周知しましょう。
このサービスが被保険者の任意であることに留意する必要があります。
【厚生労働省「〔被保険者の皆さまへ〕2025年1月から、「離職票」をマイナポータルで受け取れるようになります!」】
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001353163.pdf
(2) 被保険者本人のマイナポータルで、マイナンバーがハローワークに登録されているか確認してもらいます。
登録されていない場合は、事業所が「個人番号登録・変更届」をハローワークに提出し、マイナンバーを登録してください。
(3) 被保険者のマイナンバー登録が済んでいる場合は、被保険者本人にマイナポータル上で「雇用保険WEBサービス」との連携設定を行ってもらいます。
(2)(3)は資格喪失届提出の2週間前までに行ってください。
(4) 雇用保険の離職手続を電子申請で行ってください。
電子申請ではなく紙様式でハローワークに届け出た場合は、離職票は従来どおり事業所経由となります。
【厚生労働省「〔事業主の皆さまへ〕2025年1月から、希望する離職者のマイナポータルに「離職票」を直接送付するサービスを開始します!」】